2009.11.23経済近況情報

政府は、「3年5カ月ぶりのデフレ」を発表しました。

何だか「第二の不景気」が現実化しそうです。



10月における百貨店の売上高は、前年比10%減で、

10月としては最大の落込みを記録しました。

もう10年以上も前から言われていることですが、

「本当にデパートって要るのでしょうか?」という疑問ですね。

定価でモノを買うことはほとんどなくなってしまいましたから。



7~9月における世界のTV出荷台数は、1年ぶりに増加しましたが、

価格は大幅な下落です。やはりデフレです。



大学生の内定率が、10月時点では62.5%であり、就職氷河期

並みの状況のようです。「雇用無き景気回復」がここでも示されています。

一方、2008年の自殺者数が、前年と比べて減少しているものの、

ここ数年は連続して3万人超を超えています。特に学生が最多という傾向です。



10月の大口電力需要は11%減であり、13カ月連続して減少しています。

つまり工場など、生産現場がモノを多く作っていない、ということです。



10月における全国のコンビニ売上高は5.5%も減少し、これで5カ月連続

して前年割れを記録しました。コンビニでもモノが売れない時代です。



7~9月期のGDPは、前期比1.2%増であり、年率4.8%の成長でした。

ただ、「7~9月がピーク」との見方もあり、民主党の経済対策の遅れが

今後の数字に反映される可能性があります。



10月の街角景気では、現状と先行きが共に悪化し、判断も下方修正となりました。

また、10月の企業倒産件数は、減少傾向にあるものの、小規模倒産が増加しています。



政府は、「予算重点指針」を報告しましたが、エコポイントを継続することにしました。

また、「住宅版エコポイント」の実施も検討しているようです。



新型インフルワクチンが、1万人に1人の割合で副作用があるようです。

この割合は0.01%程度です。ちょっと気になりますね。

そして、カナダの衛生当局は22日までに、英医薬品大手グラクソ・スミスクラインが製造した

新型インフルエンザのワクチン17万回分の使用を中止することを決めました。

接種後に通常よりも高い比率で重いアレルギー反応が発生したためで、

グラクソ側が、原因を調査するため暫定的に使用を控えるよう当局に要請したようです。

日本にも影響がありそうですね。もちろんなければいいのですが・・・。



来年のクロマグロ漁獲枠が4割も減るそうです。

マグロ好きのな方は、今のうちに食べておいた方がいいかもしれませんね。はい。



一方、アメリカの動向です。

7~9月の住宅ローンの延滞率が過去最悪になったほか、差し押さえ率も

急上昇しています。



株式市場の先週の部門別動向を見ますと、外国人が7週連続して買い越し、

個人は売り越ししています。



今週も、頑張っていきましょう。

ご拝読ありがとうございました。


2009年11月23日 Posted byFXファイター at 23:14